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今日は少し前に話題になった
飲むスキンケア【ディフェンセラ】
について色々お話したいと思います!
経口セラミドによるお肌の機能を高める効能で日本で初めて「トクホ」を取得したということで
業界ではかなり話題になっていた商品です。
今日は「トクホ」とは何か?とか、経口セラミドの効能とか、ディフェンセラのセラミド含量の話など、
かずのすけなりの視点で色々お話していきたいと思います(^_^)ゞ
◎飲むスキンケア【ディフェンセラ】とは
「ディフェンセラ」はオルビスさんが今年の1月1日に発売した
経口セラミドを配合した特定保健用食品(トクホ)です。
健康食品の一種ということになります。
かずのすけも実は発売してすぐに購入していました!
こういう個包装になった袋が30袋箱の中に入った商品で、
中には↓このような顆粒が入っております!
さらさらの顆粒ですね。
こういう健康食品系のアイテムって水で流し飲むものが多いのですが、
ディフェンセラは水は不要でそのまま食べることができます。
というのも、ディフェンセラは主成分が「還元麦芽糖水飴」で、
つまり水飴で出来ているんですね!
あと「ユズ粉末果汁」なども入っていて、
簡単に言うとユズ風味の飴みたいな味がします。笑
これは味の好みが人それぞれあるとは思うのですが、
僕的にはかなり美味しいと思いました(*^_^*)笑
なんだかポカリスエットを美味しくしたみたいな味がするような…。笑
ホントのサラサラサクサク食べれてしまいます。
一日一色目安なんですが、
これなら何のストレスもなく食べられそうです。
サプリメント系って味が美味しくなかったりするとついついサボってしまって続けられないので
健康食品にとって「美味しい」というのはとても重要な要素だと思います。
◎セラミドは食べても肌に良いのか?
で、Twitterとかでも良く聞かれたのですが
そもそも「セラミド」は食べても肌に良いのか?
という疑問を抱く人が結構いたようです。
よくよく考えたらこれってコラーゲンとかヒアルロン酸とかが経口摂取しても意味ないんじゃ?みたいな話から(今では意味があるという意見が主流ですが)
セラミドも似たようなもので「ただの保湿成分だから身体の中に入っても意味が無い」と思ったのかなぁ…?
と今になっては思います。
でもこれは凄く色々誤解があります。
色々複雑な話なのですが、
まず「セラミド」をただの保湿成分と思っている人が結構いるのですが、
ここからがまず大前提から誤解していて
セラミドはヒアルロン酸とかの保湿成分とは全然違う物質です。
なんならセラミドは「脂質」の一種なので、水分と馴染むヒアルロン酸やコラーゲンとは全然別物です。
人角層に存在する脂質で、肌のバリア機能を補助する効果を持っています。
誰しもの肌にも存在しており、肌が弱い人はセラミド量が少ないとも言われていますね。
そして、セラミドにはいくつか種類があります。
肌に塗布して最も効果的と言われているのが「ヒト型セラミド」で、
人肌にあるセラミドとほぼ同じものなので、角層に塗ることで効果を発揮します。
これがスキンケア用の化粧品に最も適した成分ですね。
あとはセラミドを真似して作られた「疑似セラミド」もスキンケア用途です。
そして「植物セラミド」や「動物セラミド」と呼ばれるものがあるのですが、
こちらは皮膚に存在するセラミドとは違う物質です。
「グルコシルセラミド」や「ガラクトシルセラミド」という物質そのものか、それを多く含む脂質成分ですね。
これは何かというと、【セラミド前駆体】といって、
簡単に言えば「セラミドの材料になる物質」です。
これも一応スキンケア用途に使っても効果はあると言われていますが、
ヒト型ほどではありません。
そもそもまだセラミドではないので、バリア補助効果は弱いです。
しかしヒト型には無いけど、このセラミド前駆体にだけ備わっている効果というのが
【経口摂取により肌のセラミドを増やす】という効能です。
前駆体セラミドはセラミドの「材料」ですから、
これを一杯摂取すれば当然肌のセラミドも増えるという寸法です。
まぁヒト型も全く無いということはないと思うのですが、
特に上の『グルコシルセラミド(植物セラミド)』が
経口摂取による肌のセラミドを増やす効果が1番高いと言われているんです。
これは沢山関連の論文なども出ていて、
中には皮膚アトピーのワンちゃんにグルコシルセラミドを多く食べさせたら改善したという臨床報告もあるくらいです。
それで、重要なのは
普通のヒト型セラミドとかは食べてもあまり効果が無いのですが、
「グルコシルセラミド」という物質であれば
食べるとセラミドの材料を補給することになり、
その分肌のセラミドも増えて肌の調子が良くなるんだよ!
ということなんです。
そしてディフェンセラに配合されている「セラミド」は…
もちろん、『グルコシルセラミド』です!
ちゃんとお肌に良いと言えます(*^o^*)ゞ
◎日本初の「トクホ」取得の意味とは?
ところで、このディフェンセラ、
『日本初のトクホ』というのを凄く強調していますね!
▶ディフェンセラ 公式ホームページ
日本初というのですが、これは何が日本初なのでしょうか?
実はこのような「グルコシルセラミド」を配合した健康食品自体は、
別に日本初ではありません。
元々オルビスさんよりも大分早く資生堂さんとかDHCさんが商品化はしています。
なので別に「飲むセラミド」自体は日本初でも何でもないんです(^_^;)
今回「日本初」といっているのは
飲むセラミドを『トクホ』に認可させたことです!
トクホっていうのは「特定保健用食品」のことで、化粧品でいう「医薬部外品」みたいなものです。
簡単に言えば、「効果効能の安全性や有効性を消費者庁に認めさせた食品」のことです。
実は似たようなもので「機能性表示食品」というものもあります。
これは「有効性や安全性をメーカーが責任を持って表示している食品」です。
この違いについてはサントリーさんが分かりやすい動画を上げてくれているので、
よく分からない方はこれをご覧下さい。
簡単に言うと
・トクホ(特定保健用食品)→効果と安全性についてメーカーと国(消費者庁)のお墨付きがある
・機能性表示食品→効果と安全性はメーカー責任であり、国の許可はない
というわけで、
トクホは機能性表示食品の上位互換に当たると考えて良いと思います。
今回、オルビスさんはグルコシルセラミドの
「肌の水分量を逃がしにくくする」
という新たな効能でトクホの認可を受けたんですね。
元々資生堂さんが販売している「飲む肌ケア」は機能性表示食品だったのですが、
それでもトクホではありませんでした。
メーカー責任だけでなく、消費者庁の認可も取り付けたということが日本初なのです!
これは本当に大変なことなので、オルビスさんの努力が目に見えるようです…。。笑
◎トクホ認可のセラミド含量はどのくらいなのか…?驚きの事実
まぁそういうわけで「トクホ」というのを取得するのは生半可なことではありません。
これは大変凄いことなんです。
この大変凄いことという前提に、
ではディフェンセラって実質的にどのくらいのセラミド(グルコシルセラミド)を配合しているのか、気になりませんか?
これはさっきも載せた栄養成分表示に記載されているのですが
一袋あたり「1.8mg」のグルコシルセラミドが入っているそうです。
(ちなみに資生堂さんの飲む肌ケアも同じ量でした)
正直、多くの方はこれを聞いてもどのくらいの量なのかピンとこないと思います(^_^;)
基本の基本ですが、「mg」というのは「g」の1/1000単位です。
つまりgに換算すると、一食あたり0.0018gです。
これだけでもかなり少ないということは分かると思います。
次に、これは日本製粉さんが出している資料なんですが…
ここにこんな資料が載っています。
皮膚保湿効能を出すための一日の摂取推奨量は0.6mg~1.8mgなので十分量な配合だということは分かります。
次に気になるのが、
グルコシルセラミドは、
お米やトウモロコシ中に0.01~0.02%含まれているらしいのです。
これはつまり、
例えば100gのお米を食べると
100g×0.0001(0.01%)=0.01g=10mg
ものグルコシルセラミドを摂取できることになるんです。
まぁお米は水分を含んで重くなるため、1食分は米だけなら大体50gくらいです。
それでもお茶碗一杯のお米で5mgかそれ以上グルコシルセラミドを摂取可能ということになります。
ディフェンセラは一食1.8mgしか摂取できないので、
これだけでは決して多い量とは言えないと思います。
トクホで認められている割には意外な数字だと思いました(^_^;)
◎「トクホ」だからといって過信は禁物!お米やこんにゃく、トウモロコシなども積極的に摂取を!
というわけで何が言いたいか?というと、
確かにトクホは凄いことなんですが
あくまで健康食品ですし過信は禁物ですよという話なんです。
元々人間はセラミドの材料を食品から摂取しています。
特に身近な食品でいうと、
お米や小麦、トウモロコシ、こんにゃくなどが知られていますね。
牛乳などにも「スフィンゴミエリン」という別のセラミド前駆体が含まれています。
こういった食品中にセラミドの材料になるセラミド前駆体が入っていて
それを日々バランス良く食べることで肌のセラミドを作っているんです。
結局普段の食生活が疎かになれば、
いかにトクホの飲むスキンケアを毎日せっせと飲んでいても
肌が綺麗になることはないでしょう。
何ならセラミドの摂取量だけで言えばご飯一杯の方が多いですからね。
(特にセラミドが多い食品は炭水化物が多いので、糖質制限とかしていると肌が荒れやすくなるというのはよく聞く話です。)
普段のご飯に追加で食べれば1.8mg分単純にセラミドを多く摂取できるので、
お肌にはその分良いとも言えます。
つまり、
健康的な食事に加えて摂取することではじめて
お肌に良い効果が得られると言い換えられるでしょう。
また、ディフェンセラの素晴らしいメリットと言えるのは
セラミドを濃縮しているので吸収率が高いのではないか?ということや、
これそのものにほとんどカロリーが含まれません。
一袋当たり3.3kcalです。
お米だったら1gでオーバーです。笑
(炊く前のお米は1gあたり約4kcal)
なのであまりカロリーを多く摂りたくない方には、
お米を少なめに食べて不足分のセラミドをこちらで補うとか、
そういう食べ方も良いのではないかと思いました。
というわけで長くなりましたが、
凄い量のセラミドを濃縮していて一日のセラミドがこれ一本で十分!!
…というわけではなく、
毎日の食事にプラスαでちょっとずつお肌に良いよ
というのがこのディフェンセラの特長ということになります。
これだけで短期間に一気に肌がつるっつるになるということはまず考えにくいですが
味はとても美味しいですし、
食べることでマイナスになることは決してないので
価格に納得できるのであれば是非お試しになってみると良いと思います!(^_^)ゞ
ちなみにかずのすけは最近小食でご飯をあまり食べなくなってきたので、
不足分のセラミドを補うためにしばらく続けてみようかなと思いました!f(^-^;)笑
では今日は以上です!
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