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先日から引き続き話題沸騰中のジョンマス騒動ですが、
その後Yahooニュースや朝日デジタルなどで報道されて
今日はテレビのワイドショーでも一時ニュースになっていたと伺いました。
かずのすけブログのアクセスも非常に多くなっていて、
一昨日は21万アクセス、昨日は23万アクセスと凄まじい勢いです(苦笑)
妙にアクセス多いなと思っていたら、
今「ジョンマスターオーガニック」とGoogle検索をかけると
Yahooニュースや流通ニュースをかき分けて
僕のブログ記事がトップニュースに表示されているという不思議な状況に・・・。。笑
いや、ニュースじゃないよ?ブログだよ?(^o^;)笑
まぁその他のニュース記事などと比較しても内容の詳細さなどにおいて
今回の僕の記事の右に出るものはさすがに無いかなとは思いますが…。。
(だってすっごく時間かけましたからね・・・)
しかしニュース記事だと言ってることがよく分からなかったり内容がブレブレだったりしますね^_^;
天然由来100%とかシリコーンとか化合物とか言葉の意味分かってるのか微妙な書き方だったり、、
今は直っているみたいですが今朝記事が出たてのときは
「皮膚の障害などを引き起こすとされるシリコーン等の化合物が配合されていた・・・」
みたいなことが書いてあって「んん??」ってなってました(苦笑)
さすがにそこまでではないですよ?;
実際シリコーンやオレフィンスルホン酸Naやセトリモニウムクロリドは
市販の普通のシャンプーやトリートメントにはふっつーに入っていて多くの消費者は普通に使ってますから
そんなに言うほどめちゃくちゃ悪い成分というわけではないんです。
使ったらただちに肌荒れとかアレルギーとかそれほどのものではない。
あくまで品質の良い成分ではないよという話ですね。
ジョンマスターオーガニックはそういった安価に作れる低品質の成分を使用せず
植物原料100%で難しい抽出が必要な成分や希少成分を使用している、
(まぁ実際今の化粧品原料は大体植物由来なのでこれはそんなに言うほど凄いことではありませんが)
というブランディングの元
普通のシャンプーの10倍くらいの価格を打ち出して商品を販売していました。
ここが重要ですよね。
ジョンマスを利用していたお客さんの多くは実際の使用感はとりあえず置いておいても
その希少性とオーガニックにかける理念に対価を支払っていたわけです。
それが嘘だったのだから今やその商品の価値は無いですよね。
今後これと同じ内容の商品を同じ値段で売るのだとしたら
それはちょっと無理があります・・・。
だってもう上記のような希少性の話はできませんし、
僕が店頭スタッフだったら途方に暮れますよ(苦笑)
今まで「うちの商品は完全オーガニックなんです!」て言えたのに、
それが完全に嘘になったわけですからね。
僕がお客さんだったら嫌な客ですけど「え、どこがオーガニックなんですか?」て聞いちゃいますもん。。
ここから再建するって、どう考えてもかなり厳しいような…。
ちなみに今回の一件、実際なぜこんなことになったのか色々考えてみたところ
成分の偽装は少なくとも数年前からだった(1年前からではない)
ものと思われます。
というのも、
ジョンマスは元々1991年にアメリカで生まれたブランドで、
長くアメリカを拠点に販路を広げていましたが今から10年前の2007年に日本に上陸。
その当時から現在のジョンマスグループの一角である「株式会社スタイラ」が販売代理店となり日本で販売を拡大してきました。
その頃から工場は米国本社にあり、商品は米国で作られたものに日本語ラベルを貼って販売してきたわけです。
(10/5朝追記▶ジョンマス公式の発表が追加されました。この内容だと工場は本社ではなく製造委託業者だったようですね。)
なので輸入販売のような形になるため
米国現地の価格より日本の価格の方が倍額以上高額だそうですね。
そしてスタイラはこれまで順調にジョンマスの商品販売を遂行してきて、
今では世界40カ国でジョンマス商品を販売しているうちなんとその3~4割の売上を日本が占める形だったようです。
これはちょうど10年ほど前から長く続く日本のオーガニックコスメブームにジョンマスのコンセプトが上手にハマったからと言えるでしょう。
何にせよジョンマスにとって日本での販売は非常に重要なものとなったわけです。
その後2013年にスタイラ株式会社は米ジョンマス社の株の過半数を取得したためほぼジョンマス経営の中心的立ち位置に立つことになりました。
この時点でスタイラ社は販売代理店の枠を超えてジョンマス運営内部に相当入り込んでいたということですね。
(記録によると既にこの時から米ジョンマス社のCEOはスタイラ社創設者の野田義宗氏だったようです)
こののちスタイラは順調にジョンマスターオーガニックを日本で拡大させて現在に至るわけです。
しかし昨年の2016年に急展開があり、
イギリスの投資会社であるペルミラが米ジョンマス社と日本スタイラ社の株の過半数を370億円かけて取得して同社を買収しました。
現在ではこの米ジョンマス社と日本スタイラ社を括って「ジョンマスターオーガニックグループ」としてまとまっていて、
これまで運営母体がアメリカにあったものが、
現在ではほぼ日本スタイラ社と英ペルミラ社が共同運営する形になっているようです。
▶グループ内組織再編及び代表取締役の就任に関するお知らせ(2016年9月30日)
というわけで現在では本社も日本に移り、
経営陣もスタイラとペルミラの関係者しか居なくなってますね。
ただ色々調べると米ジョンマスターオーガニック社の元々のCOOだったロバート・ボリンジャー氏が経営に携わっていたのは2013年までで、
その後の経営はほぼスタイラ社の野田義宗氏が手綱を握っていたようです…。
(創設者のジョンマスター氏は一体どこに行ったんでしょうね・・・。苦笑)
というわけで現在のジョンマスターオーガニックはペルミラ社のアレックス・エメリー氏と外部から誘致したマーク・ワイマン氏がその経営の中心に座っていて、
これまでのスタイラ社野田義宗氏と米ジョンマス社による経営母体からは大分変わっているというわけです。
そしてこの1年後のタイミングでいきなり商品リコールがかかり、
「成分が間違えていました!!」
となっているわけ。
いくつかの報道であるように「新体制になってから成分の問題が発覚した」という公式の発言があるので、
一年前の経営母体の変革の後に内部の実情が明るみになり、
色々とお膳立てに1年かかって現在のリコールが始まったものと考えられます。
なので僕の見立てでは少なく見積もっても株式会社スタイラがジョンマスの手綱を握った【2013年】には既に現在の成分になっていた可能性が非常に高いです。
元々米ジョンマス社は自社工場で製品を作っていたのでさすがに経営の中心を握った状態で製品の原価率が分からないはずはありませんからね。
ただ元々この成分になっていたものをスタイラ社が隠蔽したのか、
スタイラ社に全権が移った際に成分を入れ替えたのかは定かではありません。
ただし1991年にジョンマス社が設立された当時から現在の成分であることはまずないと思います。
シャンプーの主成分になっていた「オレフィン(C14-16)スルホン酸Na」は比較的最近人気の洗剤で、
早くとも2000年代でなければ殆ど使われていない成分でした。
いちおう日本上陸の2007年からであればその頃から使用が増えてきた成分なのでまぁありえなくはないです。
とはいってもまだまだ新規の成分だったので、これを積極的に配合するというのは中々稀かもしれません。
ちなみに今回偽装されていた成分は
・高級アルコール系合成洗剤の「オレフィン(C14-16)スルホン酸Na」
・シリコーンオイルの「ジメチコン」「アモジメチコン」など
・高刺激の陽イオン界面活性剤「セトリモニウムクロリド」など
です。
そして「アロエベラ液汁」や複数の植物エキスなどが実際の含量より多く書かれていたり、
入っていないものを入っているかのように記載されていました。
これらの成分の高級アルコール系洗剤やシリコーンなどは2007~8年ごろより日本で糾弾されるようになった成分です。
特に「ノンシリコン」のブームは日本特有の動きだったはず。
これが意図的に記載されていない成分表がなぜか元々アメリカで作られていた・・・
と考えるのは少し難しいんじゃないか。。と僕は思うわけです。
これって明らかに日本向けに成分偽装されていたように思えませんか・・・??
ということは日本のトレンドをよく知る人物が内部で動いていて
意図的にこの偽装を行っていた可能性が高いように思うわけです・・・。
もしかしたら日本で販売を展開する際にすでに成分を日本向けに作っていた可能性もあるので、
そうなると日本上陸初期から成分がこれだったかもしれません。
というわけで真相はぶっちゃけ闇の中ですが、
僕の見立てではスタイラがほぼ全権を握っていた2013年には現在の成分だったのはほぼ確実だと思います。
その前はどうだったか、口コミ等を調べるとやっぱり別に使用感が変わった雰囲気はないので
初期から説も十分ありえそうなんですよね~。。
元々アメリカではそんなに有名ではなかったみたいですし、
日本での突然の爆売れを鑑みれば
実は2007年の日本発売当初からスタイラ社がかなりのテコ入れをしていたとかもありうるのかも…。
考えれば考えるほど謎が深まりますね(;^_^A
仮に2007年当時のシャンプーが残ってさえいれば現行品と電気伝導度を比較することで
詳しい成分までは分からないにしても成分が同じか違うかくらいの分析は僕でも出来るんですけどね。
(もし残っててもそんなに保存状態の良いものがあるはずはなさそうですが・・・。。)
まぁ少なくとも370億も出してジョンマスを買い取ったペルミラ社が
とんでもない貧乏くじを引いたってことは間違い無さそうです。
これに関してはさすがに同情を禁じえませんが、
それにしても事後対応が良くなかったですね・・・。
なんだかもうちょっといい方法があったんじゃないかな~と僕は思います。
もっと誠実に消費者と向き合って頂けると良いのですが。
残念。。
※10/5朝追記
朝起きたら公式HPの発表が追加されていました。
今まで「工場はアメリカ」という発言以外判然としなかったのですが今回の声明で「工場はアメリカのOEM(製造委託)業者」ということが発覚しました。
この内容だと今回の騒動の原因はすべてOEM業者もしくは米国ジョンマスターオーガニック社にあるとでも言わんばかりですが、
もしそうならば同じOEMを使用していた別メーカーの製品も同じく成分偽装の可能性がありますがどうなんでしょうか。
(また米国ジョンマスの経営って2013年からスタイラ社がほぼ独占してたはずでは・・・。)
あとUSDAの認証について
またこの他の成分はオーガニック又は天然由来であり、回収対象の38製品は、すべて、USDA(米農務省)が定める「70%以上オーガニック原料の製品」としての基準を満たしていることを確認しています。
という記述がありますが、
いくつかのオーガニックコスメのHPではUSDAの認可は「水と塩分を抜いた質量で、製品の95%以上がオーガニック原料で作られていること」とありますね。
こちらだと70%の話が出ていますが、「使用原料の含有率」とは一体なんのことなのか。
少なくとも質量換算で考えたとすれば水以外の主成分が界面活性剤のシャンプーが7割以上オーガニックの基準を満たせるとは到底思えないんですが一体どういうことなんでしょうか。
特にオレフィン系主成分のシャンプーもあったはずですし、、
元々その条件を満たすために「アロエベラ液汁」を高含有しているように見せかけていたはずですが、
結局それが嘘だったのですから70%以上の認可を受けるのは困難と僕は思います。
この記述を書くからにはちゃんとした証明が何か必要なのではないかと思うところですが、
何も証明が無い状況で「確認してます」って言われても当たり前ですが何も信用できないですよ。。;
(ちなみにUSDAのHPをどう確認しても農作物ばっかりで化粧品の基準なんて無いような…。。この辺の認証条件などに詳しい方がいらっしゃったら是非ご教示頂ければ幸いですm(_ _)m)
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